長時間の座り姿勢がもたらす身体への影響とその対策

美容

〜現代人の「座りすぎ」問題に整体的視点からアプローチ〜

日本人は世界一「座っている」?

日本人の座位時間は、なんと世界でもトップクラス
成人の平日の座位時間は、平均で1日7時間以上とも言われています。
在宅勤務やPC作業が増えた今、その時間はさらに長くなっている人も多いのではないでしょうか。

私自身も感じた「座り作業の弊害」

私はここ1年間、仕事の関係でPC作業に1日3~5時間取り組むようになりました。
その結果、身体のバランスの崩れや筋力の低下、代謝の低下、そして最も深刻だったのが眼精疲労でした。
姿勢がもたらす影響は、想像以上に大きかったのです。

座り作業と身体への負担の関係

姿勢が崩れるメカニズム

座り作業を続けていると、自然と前屈み姿勢になります。
この姿勢では肩の力が抜けにくく、肩甲骨も外側に開きます。
この状態で目を使うと、眼精疲労が加速します。
また、肩甲骨の上部は腕や手指の動きに関係しているため、手も疲れやすくなります。

姿勢と疲労の関係:昔の知恵にヒントあり

「姿勢を正して本を読みなさい」と言われた記憶はありませんか?
これは、見た目のためだけではなく、身体の疲れを最小限にする知恵だったのです。
たとえば書道では、背筋を伸ばして字を書くことで腕の余計な力を抜き、疲れにくくしていました。

姿勢を支えるのは“腹と腰の力”

正しい姿勢を保つには、上半身を支える腹筋や腰の力が必要です。
現代人はこの力が弱くなりがちで、結果的に正しい姿勢を維持するのが困難になっています。

具体的な対策・セルフケア方法

  • 腰まわりの筋肉(腹筋)を鍛える
    姿勢を支える基本。腹筋トレーニングで土台から安定させましょう。
  • 前傾姿勢でも「腰を立てる」
    腰を丸めずに立てるだけで、胸が開き、肩甲骨も寄り、目の疲れが軽減します。
  • こまめにストレッチ
    作業の合間に前屈、後屈、ねじり、肩回しなどで血流を促進。
  • 足の親指と人差し指をこすり合わせる
    足の親指は重心と頭部の血流に関係。音が出るほど強く擦ると頭もスッキリします。

私の実践:立ち作業へシフト

現在は、立って作業ができるカフェやワークスペースを活用しています。
姿勢が楽になり、集中力も向上。なにより疲れにくさを実感しています。

おわりに:座る時間を「見直す」ことからはじめよう

身体は動くことで整い、座り続けることで固まってしまう
だからこそ、意識して「動く・整える」ことが現代人には必要です。

姿勢を正す。
少し動く。
自分の身体に合ったリズムを見つける。

そんな小さな積み重ねが、あなたの健康を守る第一歩になるはずです。

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