【高齢出産という選択肢】〜43歳で妊娠・出産した私の経験から〜
最近では、35歳以上で初めて出産を迎える「高齢出産」が珍しくなくなってきました。
私自身も43歳で妊娠・出産を経験し、その中で感じたこと、考えたこと、調べたことをまとめてみました。
これから出産を迎える同じような境遇の方の参考になれば幸いです。

■ 高齢出産とは?
医学的には、35歳以上で初産を迎える場合を「高齢出産」と定義します。
年齢が高くなるほど体への負担や赤ちゃんへのリスクが増えると言われていますが、一方で精神的な成熟や経済的安定など、プラスの面もたくさんあります。
【母体へのリスク】
- 妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)
- 妊娠糖尿病
- 流産や早産のリスク上昇
- 帝王切開率の増加
【胎児へのリスク】
- 染色体異常(ダウン症など)
- 胎児発育不全(低出生体重児)
- 先天異常のリスク増加
■ 高齢出産のメリットも知ってほしい
近年は医療体制の進化により、高齢出産でも安全に出産できる環境が整っています。
それだけでなく、年齢を重ねたからこそのメリットもたくさんあると私は感じました。
【高齢出産のメリット】
- 精神的に成熟している
- 経済的な安定がある
- 自分の意志で出産を選択している
- パートナーとの関係が安定していることが多い
- 医療サポート・相談環境が整っている
「高齢出産=ネガティブ」ではなく、人生経験を活かして前向きに取り組める出産・育児だと私は思っています。
■ 私が出生前診断を選んだ理由
私が妊娠したのは43歳のとき。年齢的なこともあり、私はNIPT(新型出生前診断)を選びました。
【NIPTとは】
- 妊婦の血液から胎児の染色体異常の可能性を調べる非侵襲的検査
- 妊娠8週以降で出産予定日が確定していれば受けられる
- 検査は自費診療で、医療機関により費用が異なる
- 大学病院では認定遺伝カウンセラーのカウンセリング付き
私は妊娠15週以降の羊水検査よりも、体への負担が少ないNIPTを選びました。
【検査を受けた理由】
私がこの検査を選んだのは、リスクを避けるというよりも、「安心して妊娠期間を過ごしたい」という思いからでした。
また、16歳年上の長男とも話をし、万が一のことがあったときの家族への影響についても考えました。
「子どもに無理な負担をかけたくない」との思いも後押しになりました。
結果として、検査を受けたことで精神的にとても楽になり、落ち着いて妊娠期間を過ごすことができたと実感しています。
■ 最後に
高齢出産には確かにリスクもありますが、それ以上に「どう向き合うか」が大切だと感じました。
経験・心の準備・パートナーとの関係・医療との信頼関係。
すべてがそろってこそ、自分に合った“納得のいく出産”につながるのだと思います。
BELTA ママリズム|BELTA
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