【6月の身体】湿気と上手につきあう、「放熱」と「水分代謝」
梅雨の湿気と気温の上昇が重なる6月。
身体が重だるい、むくみやすい、なんとなくやる気が出ない…そんな変化を感じていませんか?
この時期の不調は、「水分代謝」と「放熱のしづらさ」が深く関係しています。
6月に意識したい身体の整え方をご紹介します。
🔍 腎臓と腰椎3番が6月のカギ
整体的な見方では、季節ごとに影響を受けやすい内臓や背骨の部位があります。
6月は特に、腎臓に関係する「腰椎3番(L3)」がポイントになります。
腰椎3番がしなやかに弛むと、脇腹から自然に熱を逃がす放熱力が高まり、身体が快適に過ごせるようになります。
🌡 放熱ポイントと体の反応
6月に身体が熱を逃がしやすい主な場所は、以下のとおりです。
- 肘
- 膝
- 腰椎3番(へその裏側あたり)
- 泌尿器(腎・膀胱)
- 脇腹
特に重要なのが、腰椎3番と脇腹の連動です。
この部位がうまく働かないと、
- 脇腹がズブズブと締まりなく、力が抜ける
- おへそ周りがパンと張って下腹がぽっこり出る
- 呼吸が浅く、身体の芯がどっしりしない
つまり、「お腹が張って、腰が抜ける」ような状態になりやすいのです。
🔥 体幹からの放熱で、夏の身体にシフトする
私たちの身体は、体幹部から熱を発散するしくみを持っています。
6月〜8月にかけて、放熱のメインポイントは
「脇腹」→「胸の中央(胸骨周辺)」へと徐々に移動していきます。
今のうちから脇腹や腰回りをしなやかに保つことが、夏の暑さへの適応力を高める準備になります。
💧 水分代謝を整える3つのケア
① 腰椎3番に“弾力”をつける
- 仰向けで膝を立て、骨盤を前後にゆらす
- 座って丹田を意識し、ゆったり前後に揺れる
- 呼吸に合わせて背骨全体に波が伝わるイメージを持つ
→ 弛んだ腰椎3番が、自然な放熱と水分代謝をサポートします
② 脇腹・泌尿器まわりを温める
- 湯たんぽやお灸で脇腹・腰をあたためる
- 半身浴・足湯を習慣にする
- おへそ〜みぞおちに手を当て、ゆっくり呼吸
→ 内臓がゆるみ、水の巡りと熱の発散が促されます
③ 足裏・踵を感じる立ち方
- 裸足で立ち、踵に重心を感じて3分静止
- 深呼吸とともに「地に足がつく」感覚を味わう
→ 下半身の安定が腎の働きと放熱のベースになります
🌱 おわりに
6月は、身体の「芯をゆるめ、外へ放つ」準備の季節です。
湿気や冷えをため込まず、身体の弾力と放熱力を取り戻すことで、夏を心地よく迎えられます。
身体が発する小さなサインに耳をすませて、今しかできない養生をぜひ取り入れてみてください。
腰椎3番と脇腹のゆるみが、あなたを夏の身体へと導いてくれます。
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