更年期の時期の様々な不調の原因が出産と関係しているのではないか?と言われています。
それは「産後の起き上がりの時期です」
特に重要なのが、出産後の大切な時間!
出産の後の骨盤は開ききっているので、本来は起き上がってはいけない時期・・・・
でもどこの産院でも、今の病院ではそんな事を(産後に起き上がらない事)させてくれる産院は聞いた事がありません。
骨盤が開ききっている状態で、身体を起こして腰でその身体を支える事に無理があります。
ましてや歩く等という事になると、左右別々に身体の重さが加わる事になるため、骨盤にはとても大きな負担になります。
更年期の不調――ホットフラッシュ、頭痛、倦怠感、情緒の揺れ、慢性の腰痛や不眠。
「年齢のせい」と片づけられがちなこれらの不調が、実は出産後の過ごし方と深く関係しているとしたら?
最近、整体や東洋医学の分野を中心に
「更年期の体調不良の根本原因は、出産後の“起き上がりのタイミング”にある」
という見方が注目され始めています。
私たちはどこかで「出産は身体にダメージを与えるもの」と思い込んでいないでしょうか?実は、昔から「出産は身体を整えるチャンス」だと言われてきました。
昔は、お産婆さんや両親、家族、周囲の協力で食事や身の回りの事をやってくれて、産後4,5日は横になったままだったと言われています。 その4,5日の間にゆっくりと骨盤は左右交互に閉まっていき・・・左右が揃った時に起きると、自然と骨盤がしっかり閉まり、
出産によって身体は締まり
出産によって身体が整い
出産によって丈夫になり
出産によって健康になり
出産によって痩せて、綺麗になっていく
骨盤の左右の動きは8時間毎に起きるので、産後に体温を測ると少しずつズレていますが、そのズレがピッタリ左右揃った時が起き上がりのタイミング!とされているんです。
そのため、「産後の起き上がりの時期」がその後の女性の身体に大きなダメージを与えてしまいます。
骨盤の左右の開閉の度合いが違う事により、肥満や腰痛、筋腫や腫瘍その他の不調を起こしています。
本来は、この「産後の起き上がりの時期」をきちんと見極めて、起き上がる事ができたなら・・・
出産は生理以上に、女性の身体を整えるチャンスであり、それまでの未病と言われる症状を治してくれたり、体質改善をしてくれる絶好のチャンスになりうるのです。
私も、その「産後の起き上がりの時期」は学び通りにはいきませんでした。
現代の出産では、1〜2日目から歩行、赤ちゃんの世話、母乳指導が始まり、数日後には退院。
私自身、産後1時間後には病室まで歩いて移動しました。
当時、39度の高熱が出て意識も朦朧としていた中でのことです。
出産時の麻酔が体質に合わず、急な悪寒や湿疹も出ました。
体温の急激な変化や全身の震え、腹部に現れた原因不明の湿疹――
これは身体からの「無理しないで」のサインだったのかもしれません。
現代では、「自分で何とかしなきゃ」「動けるうちに動かなくちゃ」というプレッシャーもあり、身体の声を無視してしまいがちです。
もし本来の“起き上がりのタイミング”を見極めて休むことができたなら――
出産は「生理以上に、身体を整えるチャンス」です。
生理や排毒のサイクルでは整いきらなかった未病や体質を、出産がリセットしてくれるともいわれます。それが叶わずにズレた骨盤で日常生活を再開してしまうと…
- 腰痛
- 冷えやむくみ
- 子宮筋腫、腫瘍
- 自律神経の乱れ
- 更年期の不調
といった“長期的なツケ”として、身体に表れてくるのです。
今できることは?
もちろん、出産直後に戻ることはできません。
でも、「産後の過ごし方が未来の体調に影響する」という理解を持つことは、今からでも遅くはありません。
- 骨盤を冷やさない
- 自分の身体のズレを観察する
- 痛みや不調を我慢しすぎない
- 骨盤の開閉を意識して休む
- 体温や左右のバランスに敏感になる
こうした心がけやセルフケアを続けることで、少しずつ身体は整っていきます。
また、妊娠・出産を控えた方がいれば、ぜひ「産後の起き上がりのタイミング」の大切さを伝えてあげてください。それは人生後半の“健康資産”をつくる、何よりも大切な一歩になるはずです。
最後に私から
私自身も、「もっと早く知っていたら」と感じることばかりです。
でも、今気づけたからこそ、伝えていきたい。
- 出産は“始まり”であり、
- 女性が本来の力を取り戻す“再出発のチャンス”なのだと。
たとえ更年期の不調があっても、そこからまた整える道はあります。
その出発点として、ぜひ「産後の起き上がりの過ごし方」という視点を心に留めていただけたら嬉しいです。
コメント